ProMED-mail Archive Number 20100410.1167
Published Date 10-APR-2010
Subject PRO/AH/EDR> Rabies, bat, human – USA: (IN), 2009, post-mortem findings
出典
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5913a3.htm
Morbidity and Mortality Weekly Report (MMWR)
Human Rabies — Kentucky/Indiana, 2009
Weekly
April 9, 2010 / 59(13);393-396
患者は Indiana インディアナ州の男性 43歳。生来健康。
【公衆衛生調査 Public Health Investigation】
狂犬病ウイルスの暴露源は特定できなかった。しかし、患者は、インディアナ州南部の農村に住み、整備士 mechanic として働いていた。[2009年] 7月下旬、居住地のすぐ近くにある1台のトラクターから防水シートを外した後、1匹のコウモリを見たと友人に語った。これに関係したり、また他の出来事で咬まれたり、咬まれないものの暴露したとは語っていない。
【症例報告】
2009年10月5日、被雇用者の診療所にて受診。発熱とせき
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2009年10月9日、隣接するケンタッキー州の病院へ移送となった。
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2009年10月19日、狂犬病の検査 (血清、唾液、項部皮膚生検材料を CDCへ送る)。
2009年10月20日、脳死判定。人工呼吸器を外した。同日、死亡。
【検視所見 Postmortem Findings】
同月22日、CDCにて
狂犬病特異免疫グロブリン 抗体価(IFA) IgG 2048倍, IgM 512倍
狂犬病ウイルス中和抗体 0.44 IU/mL (RFFIT)
ホルマリン固定後の項部皮膚組織 ウイルス抗原陰性 (IHC)
同月27日、CDCにて
10月11日採取し死後も保存していた脳脊髄液 抗体陰性 (IFA, RFFIT)
患者の家族は剖検を希望した。
関連病院の病理医は剖検中の感染性エアロゾルによるバイオセーフティー・リスクと剖検施設の汚染の可能性があるとした。
CDCからケンタッキー州へスタッフを派遣し、診断評価のための組織材料を得るため、頭部に限った剖検を行った。
剖検時、脳重量は 1610g (正常: 1300 – 1400 g)で、軟髄膜は著明なうっ血および出血を呈した。組織学的検査では、脳脊髄炎と多数のニューロン[神経細胞]の細胞質内封入体 abundant neuronal cytoplasmic inclusions (Negri bodies [ネグリ小体])がみられた。
固定前の中枢神経系組織 (DFA法)、ホルマリン固定後の同組織 (IHC法)の多数検査材料で狂犬病ウイルス抗原陽性。
生前の唾液および剖検で得られた中枢神経系組織の RT-PCR検査によりウイルスRNAが検出され、tricolored bat [北アメリカ東部に広く生息する Perimyotis属のコウモリ 学名 Perimyotis subflavus]に共通する [狂犬病ウイルス]変異株であった。